迅速な展開が可能な陸海域自律調査システムの開発
接近が危険な海域などを想定した自律型調査システム
近藤逸人 准教授
陸域や沿岸域、あるいは接近が危険な活動中の海底火山海域や石油流出の起きた海域などを想定し、海上の船舶を起点として迅速に展開する無人自律型の調査システムを開発しています。練習船とマルチコプタの海上通信特性試験などは、本物の練習船を持つ東京海洋大学ならではの取り組みです。

海事システム工学科の研究の一部をご紹介します。
接近が危険な海域などを想定した自律型調査システム
近藤逸人 准教授
陸域や沿岸域、あるいは接近が危険な活動中の海底火山海域や石油流出の起きた海域などを想定し、海上の船舶を起点として迅速に展開する無人自律型の調査システムを開発しています。練習船とマルチコプタの海上通信特性試験などは、本物の練習船を持つ東京海洋大学ならではの取り組みです。
船体相互間の干渉力をシミュレーション!
南清和 教授
航路や海峡など多くの船が輻輳する水域では、船体相互間の干渉による衝突の可能性が高くなります。東京海洋大学では2011年、船舶運航性能実験水槽に、船体相互間の干渉力影響の再現を可能とする操船環境再現装置を導入・設置し、船体の追い越しによる相互干渉力について、実験により知見を得ることが可能となりました。
最先端の海洋工学技術で水中考古学の飛躍的な発展を!
岩淵聡文 教授
ユネスコの「水中文化遺産保護条約」発効(2009年)を機会に、世界各国は水中文化遺産の保全と研究を強化推進しています。当研究室では、新しい水中考古学の調査研究手法を提案し、国際プロジェクトなどにも参加しています。
観測および観測データや数値モデルの結果を解析!
小橋史明 准教授
大気と海洋に見られる様々な現象に着目。現象の特徴と物理的な仕組みを明らかにすることを目的として、船による現場での観測、既存の観測データや数値モデルの結果を解析しています。
練習船、操船シミュレータの訓練の補間が可能
井関俊夫 教授
実際に人間が乗って操縦する船舶の縮尺模型。欧米で水先訓練に使用されており、体感できる加速度は実船と同じです。浅水影響、側壁影響の流体力学的現象の再現が可能です。
船舶運航の情報を収集、管理、解析!
庄司るり 教授
船舶運航に関する多種多様の情報を、効率的かつ統合的に収集・管理・解析し、広範囲な研究や新しい海事技術の開発、また次世代の研究者、海事技術者および運航管理者等の育成を行うシステムです。