学部長からのご挨拶

四方を海で囲まれた日本は、海外と人と物の交流を行うために船という輸送手段が必要でした。 そのため、海洋工学部の前身である東京商船大学は三菱商船学校として明治時代に隅田川の河岸に設立され、 その後、本学は120年を超える歴史の中で海運業界に優秀な人材を送り出してきました。昭和、平成の時代を経て人の輸送の主体は航空機に移りましたが、 令和の現代においても貨物輸送の主体は船舶となっています。大型船は巨大インフラを備え、小さな市町村程度の社会を構成します。 そのオペレーションには最先端の機器を効率よく利用するための技術者が不可欠です。船舶の運航においては船を動かす航海士、機関士だけでなく、 造船所の設計・製造技術者、最速での安全航海を支援する気象予報会社、物流を最適化するロジスティクス企業まで多くの海事関連産業が関わっており、 そのため本学卒業生には専門職としての幅広い就職先が待っています。最近ではSDG’sをめざす再生可能エネルギー関連として洋上風力発電設備業界においても人材が求められています。 みなさんも海洋工学部で、海、船を通じて最先端の技術を習得し、幅広く国際社会で活躍できる未来を見つめて一緒に学びましょう。

東京海洋大学 海洋工学部長
元田 慎一

SHINICHI MOTODA